CADセンターについて
「働きたい」を大切に。あなたのペースで、ずっと働ける場所をつくる。
CADセンターは、障がいのある方が自分らしく働き続けられるよう支援する就労支援施設です。
平成7年4月に宮崎市で開所し、その後社会福祉法人として再出発。
平成19年4月からは障害福祉サービス事業所として、地域における自立と社会参加を支えています。
現在は就労継続支援B型事業所として、パソコンを使った業務や軽作業を中心に活動しており、ご希望される方には一般就労に向けた支援も行っています。
就労継続支援B型とは
就労継続支援B型は、一般企業での雇用が難しい方に「働く機会」と「能力を高めるための支援」を提供する制度です。雇用契約を結ばない非雇用型のため、 自分の体調や生活リズムに合わせて無理なく通所できるのが大きな特徴です。
当センターでは、軽作業やパソコン作業、印刷物制作など多様な作業を通じて、仕事に必要なスキルと日常の安定を育てます。
具体的には、ホームページ制作、デザイン素材制作(ロゴやトレース等)、チラシ制作などの制作活動に加え、軽作業を通じてビジネスマナーやコミュニケーション力を身につけます。さらに、毎日通所する習慣を育み、働き続ける力を鍛えます。
なお、当センターで行う全ての作業で得られた収益は、100%利用者の工賃として還元しております。「働いた分がしっかり自分に返ってくる」という実感を大切にしています。
一日の流れ(例)
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出社・朝礼
到着後は体調確認を行い、朝礼で1日の作業予定や目標を共有します。 職員がそばでサポートしながら、それぞれの作業に取り組みます。午前の作業
軽作業(封入、検品、梱包など)やパソコン作業(ホームページ制作、デザイン、データ入力など)を行います。 作業の合間には短い休憩を挟み、無理のないペースで進めます。 -
午後の作業
午前に続き、作業や制作活動を行います。新しい作業に挑戦する日もあれば、 技能向上を目的に同じ作業をじっくり深める日もあります。午前同様、作業の合間には短い休憩を挟み、無理のないペースで進めます。作業の仕上げ・振り返り
その日の作業を整理し、成果や気づきを共有します。終了・帰宅
帰宅準備をして、安全に帰路につきます。
昼休憩
食事や休憩をしっかり取り、午後に備えます。食後はゆっくり過ごしたり、仲間とおしゃべりを楽しむ方もいます。
恵佼会 CADセンターでは、パソコンを活用した作業を中心に、 利用者一人ひとりが自分のペースで成長できる環境を整えています。 アビリンピックへの挑戦や定例会での交流・学びの機会を通して、 仲間とともにスキルを磨き、日々の生活や将来の選択肢を広げています。
主な作業内容
共同作業(軽作業)
部品の組み立てやパッケージング、シール貼り、箱折り、ガチャガチャ景品詰め、チラシの封入など、さまざまな作業を利用者が主体となって分担し、協力して行います。
こうした軽作業を通じて、就職の現場で必ず求められる「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」やチームでのコミュニケーション力を自然と身に付けられます。
また、一定の作業リズムが精神の安定にもつながり、集中力や作業持続力の向上にも役立っています。
作業は毎朝行い、午後は日によって実施しています。作業内容の詳細や企業様からのご依頼については、こちらのページをご覧ください。


パソコン作業
ホームページ制作、デザイン素材制作(ロゴ作成やトレースなど)、印刷物制作(チラシ・パンフレット等)の分野を中心に取り組んでいます。 利用者一人ひとりの適性や興味に合わせて作業を振り分け、得意分野を伸ばせるよう日々サポートしています。 また、制作業務以外にも、アンケート集計やデータ入力などの事務作業も行い、実務的なパソコンスキルを磨いています。 制作実績については、こちらのページをご覧ください。


その他の活動
アビリンピックへの挑戦
恵佼会CADセンターでは、宮崎県で開催される障害者技能競技大会「アビリンピック」への参加を積極的に推奨しています。 DTP部門では2024年度、25年度に2年連続で金賞を獲得し、全国大会への出場も果たすなど、利用者の高い技術力を育んでいます。 さらに、ワープロ部門や表計算部門でも銀賞を受賞するなど、多彩な分野での挑戦が可能です。 このような大会参加を通じて、利用者同士が切磋琢磨し合いながらスキルを高め、技術力と自信を育む環境を整えています。挑戦することで、働く意欲と成長への意識を高め、将来の就労に向けた大切な一歩を踏み出しています。




定例会
当センターでは年に数回、在宅利用者も含めた定例会を開催しています。レクリエーションやお花見を通じて仲間との交流を深めるとともに、災害対策講座やWeb制作の発表会など、学びの場も大切にしています。 こうした多彩なプログラムにより、利用者の心身のリフレッシュとスキルアップの両立を図り、地域社会で自立した生活を支える環境づくりに努めています。


社会貢献活動
当センターでは、地域との交流や活動を通じて地域社会への貢献を重視しています。 特に、障がい者や高齢者の方々への生活支援に力を入れており、福祉サービスだけでは対応が難しい部分についてもサポートしています。 たとえば、パソコンでのブログ作成指導や庭の掃除など、日常生活の困りごとを解決するお手伝いを行っています。 これにより、地域の一員として社会貢献活動を実践し、地域住民への支援にも積極的に取り組んでいます。 また、当センターは自治会にも所属しており、地域密着型の活動をさらに推進しています。


